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辰泉酒造
ものがたり酒店的おすすめポイント
会津の米と水の良さを最大限いかすべく、手と目の届く範囲で丁寧に小仕込みされたお酒は、まろやかな風味と旨味を引き出し、飲む人の心に感動を与えてくれます。独自の取り組みとして、地元会津の契約農家とともに復活させた幻の酒米「京の華」を原料に造られた清酒「京の華」は全国新酒鑑評会にて通算七回の金賞を受賞しています。
辰泉酒造の特徴
手造りの良さを生かした丁寧な酒造り
辰泉酒造は創業以来、会津の恵まれた環境のもと、大量生産・大量販売方式を避け、手造りの良さを生かしたていねいな酒造りを心掛けて参りました。
原料米は、幻の酒造好適米「京の華」の復活をはじめ、良い米を地元農業者と共に育てる事から酒造りに取り組んでいます。
仕込み水は磐梯山麓および飯豊山麓の自然湧水と、当社の地下より湧き出る清浄な井戸水を用いています。
仕込み(酒造り)は一年中で最も寒い季節(空気の清浄な時期)の12月から3月までに限定し、一本ずつ丁寧な小仕込みを行っています。
全ては酒本来の馥郁(フクイク)たる香りとまろやかな風味・旨味を引き出し、飲む人の心に感動を与える清冽な酒を造るために。
「会津の米と会津の水を生かしたこだわりの酒造り」・・・現在もその姿勢を変える事なく、酒造りに取り組んでおります。
蔵元のこだわり
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京の華
大正時代に山形県庄内地方で生まれ会津地方でも広く栽培された酒米「京の華」は、会津清酒の品質のレベルアップに大きく貢献した酒米と言われています
第二次世界大戦後には福島県農業試験場にて独自に選抜育成され、「京の華一号」という名前が与えられました。しかし、収穫量が少なく背丈が高いため農作業が至難で1950年には会津での作付けが途絶え、幻の酒米となりました。
1980年、弊社三代目新城新次は「もう一度会津の米の良さを引き出した最高の酒造りがしたい」という強い思いを抱き、福島県農業試験場より一握りの種もみを譲り受けて賛同した地元農家とともに三年掛かりで「京の華」を復活させました。三十年間醸造することがなかった「京の華」での仕込みは困難を極めましたが、1985年に独特な旨みあふれる「純米大吟醸 京の華」が誕生しました。以来、辰泉酒造では「京の華」の酒を醸し続け、全国新酒鑑評会にて通算七回の金賞を受賞しています。
現在、「京の華」をより原種に近いもので栽培できる様、種もみは専用の圃場で生産しています。この種もみは2016年、「京の華一号」として農林水産省により福島県の産地品種銘柄に指定されました。
佳いものをつないでゆくという会津人のひたむきさが、今日の「京の華一号」をつくりあげています。 -
自然湧水と清浄な井戸水
福島県会津地方は山々に囲まれた自然豊富な土地です。特に会津若松市のある会津盆地は、夏暑く冬は寒さ厳しいという天候条件に加え、周りの山々からの豊富な伏流水を生かして古くから米作りが発達し、現在では日本有数の米どころとなっています。
辰泉酒造が造るお酒も磐梯山麓および飯豊山麓の自然湧水と、地下より湧き出る清浄な井戸水を用いています。 -
一本ずつ丁寧な小仕込み
仕込み(酒造り)は一年中で最も寒い季節(空気の清浄な時期)の12月から3月までに限定し、一本ずつ丁寧な小仕込みを行っています。 全ては酒本来の馥郁(フクイク)たる香りとまろやかな風味・旨味を引き出し、飲む人の心に感動を与える清冽な酒を造るために。
「会津の米と会津の水を生かしたこだわりの酒造り」・・・現在もその姿勢を変える事なく、酒造りに取り組んでおります。
お酒紹介
辰泉酒造のお酒の一部を紹介します。
酒蔵探訪・アクセス
会津の豊かな自然の中にある明治10年創業の歴史ある蔵元です。米と水の良さを最大限に生かすように、手と目の届く範囲で小仕込みによる酒造りで生まれたお酒を是非ご堪能ください。
見学無料/要予約(11月〜3月は見学不可)/午前10時〜12時、午後1時〜午後4時/
休館日:日曜、祝日、年末年始/ショップ有り/試飲可/駐車場有り(3台、大型車不可)
米にこだわる酒造り
福島県会津盆地は、古来より土壌・気候に恵まれた風土を生かした産業の盛んな土地です。その一つに酒造業があります。豊富な水と米の生育が良好であること。酒の発酵に最適な冬の寒さ。先人達は、自然の厳しさと恵みを巧みに取り入れて生活を豊かにする知恵を授けてくれました。そして、その伝統は現在もなお会津に多く息づいています。
辰泉酒造は、明治十年の創業以来、会津の米と水の良さを最大限に生かすべく、手と目の届く範囲での小仕込みによる清酒造りをしています。独自の取組みとして、地元会津の契約農家とともに、幻の酒米「京の華」を復活させ、醸造を行っています。その他の原料米も100パーセント福島県会津産米を使用しています。
佳い酒が、皆様の良き友となり、楽しいひとときになることを願います。