- 日本酒
株式会社宮崎酒造店
慶応二年創業の酒蔵
樹齢千年と伝えられる椎の大樹に守られて手造りにこだわる慶応二年創業の酒蔵「宮崎酒造店」の所在地は、緑豊かな山々と上総丘陵から湧き出る豊富な清水に恵まれた上総地区。
“上総の國に美し酒あり”という言葉が生まれるほど、日本酒づくりに適した地域です。
磨き込んだ米で醸した純な地酒を、地元である千葉県君津市で長年醸出してまいりました。
自然の水に恵まれた、上総の地で150年
宮崎酒造店の歴史は、1866年(慶応2年)に遡ります。
以来、ここ上総丘陵で、自然と水を守り、先祖の知恵を受け継いできました。
「峯」という地で生まれた「峯の精」、日本酒の新たな世界を拓く「makuake」。温故知新の精神で、伝統と革新の両立を目指す酒造りを続けています。
宮崎酒造店の特徴
千葉県君津市の地酒 <峯の精>
代々当主の信条『うまい酒は白い米から』を継承し、“峯で生まれたまじりけのない 優れたもの”、“米を搗いて白くしたもの(精)”を由来とする地酒 <峯の精> 。
安心して飲めるお酒づくりのために徹底した品質・衛生管理を行っています。
酒づくりの過程だけでなく、製造後の保管についても温度管理にこだわり、常に新鮮な状態で出荷できる設備を整えながら、生酒はタンクのまま冷蔵保存しています。
東京サミット乾杯酒 <峯の精 吟の舞>
酒造好適米を半分以下になるまで精米し、丹念に醸した香り高くソフトな味わいの純米大吟醸 <峯の精 吟の舞(ぎんのまい)>。
1986年4月のOB サミット及び5月の東京サミット、1993年の東京サミットの際にも「レセプション乾杯酒」として各国元首に供されました。
日本を代表する清酒として選ばれた逸品です。さらっとした喉越しと、すっきりとした後口が心地好く、冷やしてお楽しみいただくのがおすすめ。
蔵元のこだわり
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最高の日本酒のために、土作りから自分たちの手で。
日本酒の味わいの核となる酒米。麹菌や酵母の働きを支え、もろみで豊かな旨みへと変わります。
宮崎酒造店では、その源である米に妥協しません。千葉県と北海道の自社農場で育てた、大粒で良質な自家栽培米を使用。さらに自家精米することで、米のポテンシャルを最大限に引き出します。近年では、これらの酒造好適米(酒米)に加えて、普段私たちが食べているような、食味に優れた主食用米での酒造りにも積極的に挑戦しています。
酒米とは異なる米本来の豊かな味わいを引き出し、日本酒の新たな可能性を追求するためです。 -
「平成の名水百選」に選ばれた、久留里の生きた水。
良質な酒造りには、良質な水が欠かせません。宮崎酒造店では房総の丘陵地帯で湧き出る地下水を使用。
「久留里の生きた水」と呼ばれ、清澄・三石山系の山林に降った雨が天然の地層を通ってろ過されて湧き出たもの。水質が良く、清らかでおいしい水です。
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手間ひまかけて、湿度を管理し、麹に仕上げる。
蒸した米に麹菌の胞子を加えることで、米のデンプンを糖・アルコール・酸に分解し、麹に仕上げていきます。
冬の乾燥した環境下において30〜35℃の状態で麹菌は活性しやすくなるため、徹底した湿度管理を行った製麹室で、麹造りを行っています。酵母との対話。蔵人の技が、多様な香味を引き出す。
日本酒の香りや味わいは、目に見えない小さな「酵母」に左右されます。酵母はまさに生き物。その日の気温や湿度、米の状態を感じ取りながら、日々醸しています。
宮崎酒造店では、造りたいお酒の理想像に合わせて数ある酵母から最適な種類を厳選。酵母が最も心地よく、能力を最大限に発揮できるよう、きめ細やかな温度管理や環境づくりを行います。
酵母の特性を理解し、その声に耳を傾けながら、香味を吹き込む。それが私たちの酵母に対する向き合い方であり、酒造りの醍醐味でもあります。




















