- 焼酎
有限会社松下醸造場
松下醸造場の特徴
100%球磨郡で育んだ球磨の味へのこだわり
創業文化元年(1804年)初代萬屋次兵衛が焼酎づくりを始めて以来、二百余年の間 焼酎造り一筋を守り継いでまいりました。
私ども松下醸造場は、球磨郡でとれた原料のみを使い、球磨川の伏流水(地下水)で造る100%球磨郡で育んだ球磨の味にこだわっています。
造りの間、杜氏が五感を研ぎすまし、つきっきりで麹をみはり、一途に焼酎を造り上げることは今も昔と何ら変わる事はありません。
私どもの焼酎造りは、伝統文化の伝承であると同時に、この球磨郡の雄大な自然と共に生きると云う事です。
米の収穫が終わり、球磨盆地に厳しい寒さがおとずれる頃、これから始まる造りに、蔵ではぴりりと緊張が走ります。
杜氏が忙しく蔵を走り回る仕込みが始まると『米の蒸す匂いやら、白い蒸気が立ちこめたりするとばみて、あぁ、今年も造りがきたなぁて感じるとたいねぇ』蔵で毎年変わらず見る光景です。
蔵とともに歩んできたこの二百余年。
松下の焼酎を愛し、呑んでくださった方々のおかげで代々焼酎造りに携わってこれた事に感謝のきもちを忘れる事なく、皆様に旨いと喜んで頂けるよう、更に技を磨き、一滴一滴大切に焼酎を作って参ります。
循環型リサイクルの取り組み
焼酎作りの蒸留の過程で、にかすという焼酎粕が発生します。
そのカスは捨ててしまえばゴミですが、契約農家に持っていき、田畑に撒くことで堆肥(有機肥料)にし、また自然にもどすという循環型リサイクルを行っています。
蔵元のこだわり
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焼酎づくりへのこだわり
井戸への水脈はこの八幡神社よりつながると伝えられています。
地元の人たちがあつい信仰を寄せる神社です。減圧蒸留器です。
この機械のおかげで松下醸造場独特の透き透るような味わいの焼酎が出来上がるのです。貯蔵用の樫樽。
この樽の中で寝かせることで琥珀色で香ばしい香りの焼酎になるのです。長期貯蔵用の甕(かめ)は純国産岐阜の美濃焼。
焼酎が美味しくなるときまでゆっくり待ち続けます。焼酎作りから、瓶に詰めてお届けするまで、一本一本、心を込め手作業で行っています。
球磨焼酎最古の蔵
「最古蔵」・「さくらの里」を醸す焼酎蔵「松下醸造場」は江戸時代文化元年(1804年)創業。
日本三大急流のひとつ球磨川の源流にある水上村で、水・風土に恵まれた環境のもと、2世紀以上にわたり焼酎造りに携わる球磨焼酎最古の蔵元です。
文化元年岩野村(水上村岩野)に、初代萬屋次兵衛の手により焼酎造りが始められました。
九州中央山地の南西に位置し、源流球磨川の麓、人口二千人の村には鹿が七千頭いると言われています。
私たちは、先代の想いをそのままに伝えられるよう、原料である米造りから精米までを行い、新米の取れる時期より寒仕込みを行います。
焼酎造りとは農業からであり、そして文化を伝えることだと考えています。
初代より二百数十年。
球磨の人・球磨の水・球磨の米を使い伝統を継承し、自らの目と手で一つ一つ確かめながら焼酎造りを受け継いできました。
言い伝えによると蔵に残る古文書を、防空壕の中に持ち込み守っていたと先代から聞いております。
自然と共に生き自然に感謝し、昔ながらの伝統継承を行い、小さな蔵から想いを伝えて参ります。