- 日本酒
舞姫
長野県諏訪市にある酒蔵です。酒造りは、伝統手法にもとづき、蔵人が愛情を込めて醸しております。水は美しい大自然が息づく霧ヶ峰高原を源とする清冽なる伏流水。特定名称酒は酒造好適米を使用し、甘・酸・渋・辛・苦の五味が程良く調和した、旨口の日本酒造りに日夜励んでおります。
■舞姫の歴史
・明治27年(1894年)
醤油、味噌の醸造元であった亀源醸造から分家し、亀泉酒造店として酒造りを始める。
・大正元年(1912年)
大正天皇即位の際に、酒を献上。「桜楓正宗」から「舞姫」へ銘柄を改名。
・平成11年(1999年)
流通限定酒「翠露(すいろ)」ブランドを発売。
・平成26年(2014年)
舞姫酒造株式会社を、株式会社舞姫とし、新たに酒造りを開始。第二の創業を迎える。
契約農家による酒米造りを始める。
・平成27年(2015年)
信州舞姫「扇ラベル」シリーズ、八王子地域限定ブランド「高尾の天狗」をリリース
・平成28年(2016年)
全国新酒鑑評会にて純米大吟醸 金賞受賞。
国立西洋美術館 世界遺産登録記念酒として「信州舞姫純米大吟醸原酒美山錦」が選ばれる。
・平成29年(2017年)
全国新酒鑑評会にて純米大吟醸が入賞及び、関信越酒類鑑評会優秀賞、長野県清酒品評会県知事賞受賞、SAKE COMPETITIONシルバー賞、ワイングラスでおいしい日本酒アワード金賞、蔵マスタープラチナ賞を受賞。
・平成30年(2018年)
女性蔵人による女性の為のお酒「PRINCESS TIME シリーズ」リリース。
舞姫の特徴
諏訪の地に旨し酒あり
諏訪市の甲州街道は、わずか500mの間に5軒の酒蔵が立ち並ぶ全国的にも珍しい酒の街。豊かな自然と風土に恵まれた諏訪の地で伝統に磨かれた技と真心を大切に育み、愛される酒造りに励んでいます。
契約栽培米の推進
契約栽培米の推進により安全かつ高品質な酒造米による酒造りを行うため、顔の見える米造りに調整しています。現在、長野県麻績村、筑北村、安曇野村、八王子高月地区において契約栽培を行っていますが、更に推進して参ります。
蔵元のこだわり
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霧ヶ峰の伏流水
八ヶ岳中信高原国定公園にある霧ヶ峰に降った雨水が、地層に沁み込み長い時間を掛けて、諏訪の地に”霧ヶ峰の伏流水”として流れてきます。私どもの蔵がある一帯には酒蔵が五蔵も集中しており、この地から汲み出す霧ヶ峰の伏流水が、酒造りに適している事を教えてくれます。
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美山錦
信州・長野県で最も多く使われている酒造好適米は、昭和53年長野県農事試験場で誕生した「美山錦」です。
私たちは信州にある蔵として酒造好適米「美山錦」を中心とした酒造りを行っております。我が里の酒造好適米「美山錦」で醸した酒は、旨みを感じられスッキリと軽快な味わいになるのが特徴です。また、美山錦に加え、酒米の最高峰兵庫産「山田錦」、山田錦の親米であり希少米と言われる岡山県産「雄町」も使用。特に長野県内の契約農家の皆さんとは舞姫の杜氏、社員一同が直接「美山錦」の田植え、稲刈り、はぜかけ乾燥を手掛けるなど、米への想い入れ、愛情、感謝を忘れないよう、積極的に米造りに取り組んでいます。 -
伝統と革新
諏訪地方が氷点下の朝を迎える10月下旬から、甑起こし・酒造りが始まり、春の便りの聞こえる2月末に甑倒し・造りが終わります。
蔵人は、舞姫と共に歩いて30年、日夜、伝統を守りつつ革新に取り組み、品質本位、進化する酒蔵を目指しています。
お酒紹介
舞姫のお酒の一部を紹介します。
酒蔵探訪・アクセス
長野県諏訪市諏訪二丁目9番25号
蔵見学はできませんが、試飲ができます。