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常楽酒造株式会社
地域の特徴
九州山地のふところ深く、幽玄な趣を秘めた山々に囲まれた人吉盆地の南東部で、宮崎県との県境をなす白髪岳を望み、清流・球磨川が流れる自然に溢れた地域に蔵元がございます。
自然の恵み
美しき霊峰「市房山」から流れる清流球磨川の豊かな水源、盆地特有の寒暖差が大きい気候と、山々に囲まれた自然豊かな風土が豊穣な恵みを生み、自然の恩恵を受けて熊本でも有数の米どころであり、さつま芋やフルーツをはじめ農作物の栽培が盛んに行なわれている地域です。
当蔵では銘柄によって原料に使用するお米やさつま芋などを杜氏が厳選し、人吉球磨産、熊本県産などのお米やさつま芋を原料に仕込んだ焼酎、フルーツや地元の生乳で作られたヨーグルトなどを使ったリキュールを製造しております。
常楽酒造の焼酎造りにかける想い
常楽酒造は大正元年創業の蔵元。原料、品質にとことんこだわり、大量生産ではなく伝統の製法をかたくなに守り、技術を継承しております。蔵人の焼酎造りにかける情熱を込め、焼酎への感謝と愛情をもって蔵人たちがひとつとなり、製品のひとつひとつを造り上げています。
常楽酒造の特徴
自然の恵みを活かした焼酎造り
人吉盆地特有の内陸型気候のため昼夜の気温の差が激しく、朝にはたびたび幻想的な濃い朝霧で覆われます。そして球磨川の清らかな伏流水、地域の厳選した国産原料を使用し、これらの気候風土を活かした醸造を行なっております。
なかでも樽焼酎の製造に力を入れて取り組んでおります。国税局酒類鑑評会やコンクールにおいて受賞の高い評価をいただいている当蔵の米焼酎を、厳選して買い付けたシェリー樽など洋酒の貯蔵に使われた樫樽に幾年もかけて貯蔵熟成。
球磨人吉の季節の移ろい、焼酎造りに最適な人吉盆地特有の気温の寒暖差がある気候の中、常楽酒造の樽貯蔵庫でじっくりと寝かせた原酒を、熟年ブレンダーが緻密に味や香りの調和を図り仕上げております。
また、人吉球磨産を中心に熊本県内や九州各地から仕入れた果物を、家庭で漬け込む果実酒と同じような製法の手作業で本格米焼酎に漬け込んだフルーツリキュール、ヨーグルトをブレンドしたヨーグルトリキュールなどを製造しております。特に当蔵のリキュールの中で一番人気のヨーグルトリキュールは、若者からご年配の方や女性にご好評をいただいております。
水の特徴を活かした焼酎造り
そびえたつ市房山から流れ出る清流球磨川のやわらかな口あたりの伏流水と杜氏が厳選した米を使用し、古い伝統を誇る醸造法により生まれる球磨焼酎は、日本で初めて地域名を冠にすることが認められた産地指定を受けている銘酒です。
蔵座幸一 杜氏紹介
師事
黒瀬薩男杜氏に焼酎造りを学び、以後、杜氏歴30年。黒瀬杜氏より学んだ焼酎製造技術を守り続け、現在も杜氏頭として次の世代の育成に努めております。
信条
先代から伝えられたことを忠実に守って行なうこと。
造り仲間と心をひとつにして、水、原料、機械器具にいたる全ての物に感謝できるよう精進すること。良い焼酎を造る為に体を惜しまないことを努力目標にしております。
趣味
一番に竹細工が好きで、竹で焼酎を沸かして竹んぽ(たかんぽ)を作って、皆と飲むことが好き。
蔵見学・アクセス
〒868-0302 熊本県球磨郡錦町一武2577-13
蔵見学
樽倉庫、リキュール設備の見学やビデオによる焼酎・リキュール製造・瓶詰め工程の視聴。試飲も出来ます。
ご見学は必ずお電話にてご予約・ご確認ください。
【期間】通年
【時間】9:00~16:00
【所要時間】約30分
【人数】1〜20名様くらいまで
【定休日】第1土曜日(変則で第2土曜日に変更あり)・日曜日・祝祭日・年末年始・お盆期間
【駐車場】有り。大型バス駐車可。