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抜群酒造 合資会社
抜群酒造の特徴
めざす焼酎造り
この地で私たちが理想とする焼酎は、お客様に“毎晩の晩酌はこれでいいや”と思っていただける焼酎です。
理想が低すぎる、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
抜群の焼酎は、夕げの食卓が似合う。一日の終わり、家族の笑顔を肴に杯を傾ける時、「やっぱりコレだな・・・」と旨さをかみしめるこの一杯、そんな焼酎を目指しました。
焼酎造りはまず麹造りに始まります。うまみや甘み、コクや香りなどのバランスをとるためには焼酎造りの全ての工程で、徹底した品質管理が要求されます。
本格的に仕込みが始まる10月から翌年の5月に製造を終えるまで、刻々と気温や湿度が変わるなか、安定した品質の焼酎を造り続けるためには高い技術と経験それにたゆまぬ努力が必要です。
しかし、コストがかかりすぎ価格の高い商品になってしまっては毎晩の晩酌用としては失格です。
“いつも変わらぬ製品をコンスタントに提供し続ける”
決して容易なことではありませんが私たちはこれからも変わらぬ焼酎造りへの挑戦を続けてまいります。
蔵元のこだわり
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球磨盆地に秋風吹きわたる頃、焼酎造りが始まります。
焼酎の旨さを左右するこうじは現在、国産米のみを使用。
育成、発酵、蒸留、熟成と、これからの長い行程の中でじっくりゆっくり・・・。
風土の力がみなぎる旨い焼酎に育てられていきます。 -
こうじ米/国産米
現在は国産米のみで製こうじ(製麹)を行っています。焼酎の品質の大部分はこうじで決まります。私達は長年の経験を生かし、うまみ・甘み・コクのある製品にする為のこうじ造りを行っています。
こうじ菌
○ばつぐん/樽貯蔵酒:白こうじ菌
○黒麹抜群:河内製NK黒麹菌酵母/Can1
熊本工業技術センター微生物応用部の林田安生氏開発の酵母です。米焼酎に使用した場合、香りが良く、高品質の製品が期待できる反面気難しい一面もあり対応を誤ると失敗作となりやすい酵母でもあります。
二次米/国産米
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もろみ温度
上限30℃~32℃に設定
もろみ熟成期間
一次もろみ7日間
二次もろみ10~12日間蒸留
○ばつぐん/樽貯蔵酒:減圧蒸留。もろみ品温の上限は45℃、中心温度は42℃。
○黒麹抜群:常圧蒸留。もろみ品温98℃から100℃。ろ過
製品になるまで計3回のろ過をします。蒸留後2~5日後に1回、25℃に割水後さらに1回、その後もビン詰め前に簡易ろ過を行います。ろ過助剤として炭素、セリッシュ(植物繊維)を使用します。
工場見学・アクセス
リサイクル活動
焼酎の原料である米も水も、そして造り手である私たちも大いなる自然の恩恵を受けています。その自然の恵みに感謝し、環境を守りながら限りある資源を有効に活用するため、抜群酒造では空きビンのリサイクル活動に取り組んでいます。
年間10回以上、地元の子どもたちと一緒に回収した10,000本以上の空きビンは一本一本機械による洗浄と人の手による最終チェックを経て新たな命を注がれる時を待ちます。
工場見学
工場見学は随時受け付けています。基本的に事前連絡をお願いしておりますが、当日でも時間に余裕があれば受付可能です。
お電話でお尋ねください。
目指したのは「ずば抜けて 品質の良い焼酎造り」
そこで生まれたのが「ばつぐん」
抜群酒造が蔵を構えるのは、上相良氏の本拠地のあった球磨郡多良木町。
熊本県南部に位置するこの町は、球磨盆地の一端にあり今も変わらず緑豊かな田園風景が広がっています。
司馬遼太郎に『日本でもっとも豊かな隠れ里』といわしめた地で、“伝統”と“挑戦”の2つの言葉を心に刻み、焼酎造りと向き合っています。