- 日本酒
株式会社滝沢本店
成田銘醸「長命泉」の蔵元
成田山は江戸時代より関東の霊場として参詣も盛んで、鉄道が敷かれ京成電車が開通すると一段と賑やかになり、飲食店、旅館等も数多く殷賑を極めておりました。
当蔵初代の滝澤栄蔵が、江戸時代末期に参詣宿泊した折に夢でお不動様から「ここでお酒を造りなさい」とのお告げを受け、また当地の発展性を見越し、当時御影石の大鳥居が立っていた現在地で酒店を開業し、近郷の良質米を原料として酒造りを始めました。
その後間もなくして、当社酒蔵の井戸水が大変美味しく良い水であるとの評判がいつしか広まり、ご参詣の折に私どもに立ち寄り、井戸の水を汲んで帰られる方が増えると共にこの水のおかげで病気が治った、大変長生きした、百薬の長である、等のお話が各地から寄せられるようになりました。
そこで、当社醸出の酒を長命延命霊力の酒、といった意味を込めて「長命」と名付けたのが始まりです。
以来、当蔵の井戸は渇水期にも満々と水をたたえ、自らも長命霊力を与えられているかのように、涸れることがありません。
滝沢本店の特徴
徹底した酒造りへのこだわり
現在、滝沢本店では岩手県南部地方から杜氏と蔵人合わせて3名が来て、蔵の後継者と社員が加わり酒造りが行われています。
今、造っている酒の味わいは淡麗辛口系、さっぱりした辛口の酒が中心です。
千葉県杜氏会の副会長も努めた高橋杜氏は酒造りに関してこう言います。
「水は医学的にも身体に良いと言われる弱アルカリ性の井戸水、滝沢本店を有名にした歴史ある水を使っています。
米に関しては、吟醸美山錦をベースに品種開発された千葉県産の総の舞、大吟醸には山田錦、純米吟醸には100%の雄町米を使っています。米にも癖の無いもの、香りよいものなど様々、酒に合わせた厳選をしています。」
蔵元のこだわり
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成田山の地下を流れる伏流水”成田霊水”
日本酒の味を左右する”水”。
長命泉では成田山の地下を流れる水脈の地下水を使用しています。
地下水は酒造りには少し珍しい中硬水。
この水と質のよい米が、きりりと飲み口スッキリな酒を造ります。成田の地下水脈から汲み上げた清らかな水で醸される成田の酒は、口当たりがまろやかな酒になるのだといいます。
実は、成田は湧水・名水が出る、知る人ぞ知るスポット。
「長命泉」という名前の由来にもなっている通り、参道の地下水を汲み上げる当蔵の井戸水を汲んで帰られる方が増えると共にこの水のおかげで病気が治った、大変長生きした、等のお話が各地から寄せられるようになりました。 -
山田錦・備前雄町などの酒米を造りに応じて使用
水と並び日本酒の味を左右するのが原材料である”米”です。
こちらも地元千葉県で収穫された旨みがたっぷりと凝縮されている”総の舞”を中心に使用しています。千葉県産総の舞は、粒が大きく、色白で艶があるお米で、味わいとしてはあっさりしている点が特徴です。
ですから、総の舞で醸造された日本酒は、淡麗かつ上質な味わいで、一瞬にして虜になる人も多いです。その他当蔵では、酒造好適米として有名な”山田錦”の他、高級酒に多く利用される備前雄町など、それぞれのお酒にあったお米を利用しています。
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江戸より続く「長命泉」の酒造りを支える。それが杜氏・蔵人です。
酒造りにおいてその味に責任を持つのが「杜氏」です。
最高の酒造りを行うために杜氏はあらゆる酒造技術だけでなく、統率力、判断力、管理能力も要求されます。
大工で言えば「棟梁」と同じです。
長命泉は、杜氏の中でも日本屈指と名高い岩手県の「南部杜氏」と30年以上もの間、地域にあった味わいの造りを大切にした酒造りを行っています。酒造りは、水、酵母、麹がその味を決める大変重要な素材ですが、何よりそれらを活かせるかどうかは杜氏にかかっています。
昨今、コンピューター技術の発展の中、杜氏に頼らない酒造りも盛んになってきましたが、長命泉では、昔ながらの製法や、長年酒造りを続けてきた杜氏の「感性」も大事にしています。出来る限り多くのお客様に「長命泉のお酒美味しかったよ」と仰って頂けるよう、現状の造りに満足せず、「最高の酒造り」のために、手間を惜しまず日々試行錯誤しております。
これからも今まで以上に「最高の酒造り」を目指して、切磋琢磨し、皆様の笑顔に出会えるよう精進して参ります。