港区芝で日本酒と焼酎の販売、お酒と一緒に雑貨や本を売っています。

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下り酒

『下り酒』の歴史や周辺事情をいつもの学びの手引書より引用致しました。

(お話は樽酒の歴史から始まります・・・)
樽酒が登場したのは室町時代で、樽は輸送に用いられました。
(樽は杉で作られていますが)もともと日本は杉が多いので、杉の移り香も自然に受け入れられました。

江戸で珍重された灘の酒も、樽廻船で早ければ約10日で運ばれ上方から下ってくる『下り酒』として江戸っ子に好まれました。

江戸時代半ば、江戸の町に入ってくる日本酒の半分は『下り酒』と呼ばれた関西からのお酒でした。

(この頃)まがいものを防ぐために、「生一本」という言葉が生まれています。

なかでも、内陸の☆伊丹(現在の兵庫県伊丹市)を追い抜き、船の輸送に有利だった☆灘五郷の「灘生一本」が幕末には7割を占めるようになりました。

☆伊丹:江戸時代の万治4年/寛文元年(1661年)には摂関家である近衛家の所領とされ、その保護の元に造酒業が栄えた。

☆灘五郷:日本を代表する酒どころの一つ。
西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の総称。
現在の兵庫県神戸市の東灘区・灘区と同県西宮市を合わせた阪神間の一部地域を指す。

現在は「生一本」というと、「単一の製造場のみで醸造された純米酒であること」が名乗れる条件として国税庁が定義しています。
もともとは、江戸期のこうした背景があっての言葉です。

昭和初期までは蔵元から酒販店に出荷する際も☆四斗樽でした。

☆四斗樽(しとだる)

  1. 酒などを約四斗(七二リットル)ほど入れることのできる樽。
  • 俳諧・西鶴大矢数(1681)第六「迚の事に縄きり所望 いかに盛久遊覧の時四斗樽も」
  • 土(1910)〈長塚節〉一五「鏡を抜いた四斗樽を馬の荷縄に括(くく)って」

[解説] 酒などが4斗ほど入る大きな樽。
現在ではふつう約3斗2升入りをいう。

〈大辞林より引用〉

四斗樽(しとだる)『寿』

「ものがたり酒店」は2019年に創業した新しいお店なので、四斗樽はございません。

学びの手引書

『日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技』

『日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技』
(和田 美代子著)

  • 発売日:2015年09月18日頃
  • 著者/編集:和田 美代子、高橋 俊成
  • レーベル:ブルーバックス
  • 出版社:講談社
  • 発行形態:新書
  • ページ数:320p
  • ISBN:9784062579353

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『丁稚のつぶやき』を担当しております「ものがたり酒店」のMYです。
週1ペースでお店に出没しています。

仕事は力仕事注1頭脳労働注2接客注3です。

注1腰痛が悪化しない程度に
注2お酒を飲みながら在宅で
注3積極的に試飲にお付き合い

なお、MYは「永世丁稚」の称号を大旦那様より賜った筈だ⁉と主張していることを申し添えます。