酒盃を愛でる
この備前酒盃は友人の陶芸家「岡安廣宗」氏の作品。
彼は人間国宝だった故山本陶秀のお弟子さんです。
《蛇足》
この手の小さな酒盃は「ちょこ」という方が一般的かもしれません。
でも、丁稚は酒盃という呼び方が好きです。
「猪口(ちょこ)」は非常に器量・視野が狭い、もしくは無い人を「お猪口」「お猪口の裏」と揶揄する時に使ったり、「弱弱しい」という意味の「埴猪口(へなちょこ)」などと使ったりするからです。
ちなみに「生意気、こざかしい」という意味で「猪口才(ちょこざい)」は「小さく動く」という意味の「ちょこちょこ」「ちょこまか」に由来し「猪口」とは関係がないようです。
時代劇で『猪口才な』という台詞はよく耳にしますね。